ひらめきの十二星座シリーズ~⑥獅子座~
ひらめきの十二星座シリーズ・其の⑥『獅子座』
獅子座を作るときに先ず考えたのは、どんなフォルムにするかということ。
全体か顔の部分か…
獅子=ライオンの特徴を表現するためには、やはり鬣(たてがみ)と牙。
そこでポイントをその二つの絞るため、横顔のフォルムを描く。
獅子座は十二星座の中では、「強さ」が最も重要なキーワード。
占星術における、4つに分かれるエレメントも「火」にあたるので、一部をファイヤーパターン的に描いてみた。
表の革は凹凸があり、艶もあるブラックのレザー。
このレザーは結構インパクトのある仕上げなので、これは獅子座とマッチするだろうと感じた。
裏の革はマットなブラウンを使用。
今回最もこだわったのは、やはり鬣から牙のライン。
平面の切り出しでは、牙の先と下あごはほぼ隙間がないようにした。
後に貼り合わせるときに、その口が開くことで牙に動きが出るように考え、実際にはそれが上手く表現出来たのではと思う。
僕たち”La storia” の作品は一部の作品を除き、
”La storia HIMEJI MADE”
と刻印を。
今回のような凹凸の強いレザーでは分かりにくいですが、横長の向きでその刻印を入れている。
なので、これのどこが獅子なのかと感じる人の為に、縦の画像で…
本当に強いものは、その強さをあからさまに見せつけるのではなく、ひっそりと静かに自らの内なる炎をたぎらせることではないだろうか…
そんなことを感じた、第六弾は「獅子座」でした。
次回は「双子座」になります。