the Circulation

『the Circulation』

青と紫が漂う混沌とした世界の片隅

そびえ建つ8面から成る塔と岩塊を模した物体

歪に形成された岩壁の中から何色もの流れがねじれゆく

撚りあった一連は塔の周りを貫きながら上昇していく

数多の彩りが緊張から緩和へと向かう

頂上で解けた流動は塔の中心へと吸い込まれる

内部から混沌へと滴りながら染み出す

世界に潤う精彩が淡くくすんだ奇岩へと再び網羅される

留まることのない螺旋の循環

巡りゆく虚構と真理を併せのむ…