変形レザートレイ《PSYCHE・プシュケ》の正体 Vol.1 フォルム編
《規定から自由へ…》
レザーアイテムは、どちらかというと外に出かけるときに活用するモノが多い。
財布や鞄、アクセサリーや工具入れ等々。
それらのほとんどは中に入るモノが決まっていて、それを包む形で存在している。
財布ならカードやお札、鞄ならA4やパソコンなど。
そうなってくると自ずとそれらのカタチも決められてくる。
そしてその既成概念に囚われている限り、新たなモノが生み出されることは難しい。
形も自由で中に入るモノも考えない。
図面もなく、閃きと直感で生み出されるモノ。
そんな解放されたレザーアイテムはないだろうか…
姫路のレザーには様々な色や型、柔軟さがある。
その特性を最大限に発揮し、かつ何処にもない造形。
そこで辿り着いたのが〔トレイ〕というカタチでした。
《無限のフォルム》
様々なレザーアイテムを作っていると、どうしても端切れが出てくる。
その端切れの曲線やキズなどをそのまま生かすには、トレイというカタチが最適だと気付いた。
どんなフォルムになるかはその端切れが現わしてくれる。
思うがままにレザーを反らし、形作っていく。
周りをかがることにより、流れが引き締まっていく。
唯一無二の造形がそこに生まれた…
特定な何かを包むために作り出すのではなく、それぞれの人たちがそれをどう生かすかを想像し選択する。
それこそが…『PSYCHE』の正体
あなたの”La storia(物語)”と共に…