ひらめきの十二星座シリーズ～④魚座～
ひらめきの十二星座シリーズ・其の④『魚座』
魚座は、ギリシャ神話によれば、アフロディーテとエロース親子が怪物テュポーンに襲われた時、魚に姿を変えたところだといわれています。
先ずはレザーと魚座が自分の中でフィットする感覚を探る。
そこでこのソフトで黒いシワが多く入ったレザーを見た時に、ここを魚の尾の方に使おうと感じ、 二匹の魚が寄り添うイメージで全体を象りました。
普通であれば使い道のない箇所ですが、その部分をどう作品の一部に取り込めるかも自分へのミッション。
今回は「魚」なので、尾やヒレなどを躍動感のある感じにしたかったので、裏のレザーはクロコの型が入ったブラウンのソフトなモノをチョイス。
一ヶ所ずつ張り合わせながら尾やヒレを、揺らし、曲げていく。
本来は、もっと裏のブラウンが見えるくらい躍動感を出したかったのですが、これが限界でした…
無理に完璧を求めなくてもいい。誰かに理解してもらおうなんて思わない。
自らが創造したもので、誰かが喜んでくれるだけでいい。
自然に逆らわず、革の流れのように…
そんなことを感じさせる、第四弾は『魚座』でした。
次回は『水瓶座』になります。