ひらめきの十二星座シリーズ~③牡牛座~
ひらめきの十二星座シリーズ・其の③『牡牛座』
牛の革を使って、牛のカタチを切り出し、トレイを作る。
ということは、レザーとの相互性が最も強いのが「牡牛座」になる…
そんなことを感じながら、フォルムを象っていく。
ポイントはやはり角と尻尾。
通常の牛の角は三又に分かれていたりしないが、少しアクセントを持たせるためにあえてこんな形に。
前面に巻き付くように立体感を表現。
尻尾はもう少し巻いてもよかったかもしれないと感じつつ、その代わり後ろ脚を蹴り上げる。
世に出るレザーは綺麗な部分を中心に製品化している。
しかし、レザーは牛の革であり、元は皮を纏った動物。
生きていれば、身体に傷がつくこともある。
今回は牡牛座だから、あえて牛が生きていた証として付いたキズを見えるところに。
牛と言う生き物は、昔から人類が生きていくのにとても重要なポジションに存在している。
人々に富と繁栄をもたらす象徴は、地に足を付け、一歩ずつ踏みしめながらこれからも寄り添ってくれる。
そんなことを感じさせる、第三弾は『牡牛座』でした。
次回は『魚座』になります。